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渡航移植の一部再開 2020年10月22日

肺移植に関して指定された移植センター教授の執刀に限り中国政府より招請状の発行が許可される見通しとなった事をお知らせします。
従いましてレシピエント(移植希望者)病状の進行具合により速やかな渡航が可能となりました。
★  他の臓器移植に関して相談に応じていますが現在、滞在許可(VISA)が交付されません。渡航の時期・他国の状況等の詳細に付いては、お問合せ下さい。最新の情報をお伝えします。

ドナー待機は日本となります。待機の順番が1位になった時点で日本を出発します。ただし病状により待機順位は繰り上がります。
移植手術の基本的手順はレシピエントのメディカル・インフォメーション(注:1)を事前にNPOへ送付して頂き、翻訳後に移植センターへ転送されます。
ドナーは脳死判定後24時間以内に移植されます。移植手術及び回復過程の診療情報はすべて私どもが日本語に翻訳し日本の医療機関へ患者と伴に引き継がれます。

※  日本出発から現地医療通訳及び付き添い介護を含め患者が帰国するまでNPOスタッフが付き添います。
※  ドナー出処の経緯に関する情報はすべて開示されます。(死刑囚ドナーは中国の法律で2015年1月1日より禁止されています)
※  日本の医師もしくはご家族の付き添いを希望される方は事前に申し出ください。招請状の発行を地方政府に申請します。

(注:1)
上記文中の「メディカル・インフォメーション」は「診療情報提供書」のことです。
安全な移植治療を受けるには病歴や治療記録が必要不可欠となります。例えばアレルギーや他の合併症・輸血歴など執刀する外科医にとって必要な患者情報です。
これを一般的に
「紹介状」と業界では表現されています。

この紹介状に付いて厚生労働省は「臓器売買」の恐れがある場合は患者に交付すべきでないとの通達を出されています。(中国・アジア地区は不可)
※私どもは臓器売買に一切関与していません。

しかし安全な臓器移植を進めるうえで患者の診療情報は不可欠となります。この件を顧問弁護士に相談したところ以下の回答を得ました。

診療情報と紹介状は異なるものです。診療情報は個人情報なので患者の求めに対して拒否できません。
なので臓器売買があろうが無かろうが交付する義務があります。(個人情報保護法)
それに対して「紹介状の趣旨」は医師の所見を含めて患者をお願いします。となるので医師の裁量で拒否できます。
実際のところ、多くの病院(医師)は海外移植に対して難色を示します。特に透析病院は患者を海外へ行かせまいと拒否される医師が多く見受けられます。

先日、肝移植を希望されている患者様のケースでは速やかに交付されているので、渡航予定が決まりましたら「私の診療情報をください」主治医に申し出てください。
用途を聞かれたら「海外で移植治療します」と正直に答えても良いし。弁護士曰く用途の説明不要で単に「診療情報提供書」ください。個人情報なので。と申せば良いとのことです。(問題が生じたら連絡ください)

安全な移植を進めるうえで執刀医にとっては病歴・治療歴・服用薬は必要な情報です。情報が入手できないと不必要な検査項目が増えてしまうし、場合によっては体調不良が生じてしまうケースもあります。
                                                                         令和2年10月22

 



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