来年1月1日より死刑囚ドナーの採用は廃止となりました。 記事引用元http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00000039-jij_afp-int
現在、私どもが案内している移植センター(中国)では肝臓移植を中心に心臓・肺・膵臓・腎臓など昨年は約800例の臓器移植が行われています。2011年の600例を底に移植件数は伸びていましたが今回の措置により減少すると思われます。 ※2002年のピーク時は約1300例の各種臓器移植が行われており、一つの医療機関としては最大規模であった。
800例の内200例前後が親族間による生体移植で残り600例が脳死ドナーと死刑囚となっています。 死刑囚ドナーの採用は40%前後と聞いているので単純計算で240例の減少となります。
但し、近年中国では交通事故などによる死体移植や脳死ドナーの採用を各方面に精力的に働きかけており増える傾向にあります。 実際に私どもが案内した移植希望者17名(直近6ヵ月)の内、土日及び平日の深夜・早朝にドナー連絡が入ったケースが11例に達します。平日の事故死や脳死判定もある程度は行われていると思われるので併せて勘案すると既に7~80%は死刑囚以外のドナーが採用されていると考えられます。 中長期的に死刑囚ドナーの廃止はむしろ喜ばしいことで医療先進国に一歩近づいた感を得ます。 平成26年12月10日
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