腎移植費用について
渡航先や引き受け医療機関により費用は異なります。また為替の変動や滞在期間の長短でも費用総額は増減します。
私どもでは正確な情報をお伝えするために、ご相談内容をお伺いし海外医療機関へ照会をした上で適確な回答をしています。
現地に到着してから手術するまでどのくらいの期間待機すればいいのかは、患者様が最も気に掛かる事案かと思います。滞在が長期化すると費用もさることながら精神的にも大きな負担となります。実際に付き添いをしている私どもの経験から2週間を超えると不安を感じる方が多いようです。
ドナーには生体と死体がありますが引き受け病院により生体と死体の双方の移植を行っているところもあれば、死体または生体に限定している先もございます。私共では法律上の観点から、死体移植のみでのご案内をさせて頂いております。
出発から帰国までの日数 欧米などの遠隔地の場合
先ずは現地で移植の適応検査を行います。移植治療が有効と判断されると待機リストに登録して一旦帰国します。その後、待機リストの上位にランクされると連絡が入り現地待機に切り替わります。この期間は血液型にもよりますが概ね2年~4年ほどです。(現地入りしてから1~3ヵ月で移植手術が受けられます)
※欧米の病院では手術または緊急処置に対する同意(署名)の関係からご家族の同行が条件になっています。(欧米以外は本人だけでも可能です)
滞在費に付いて
治療費以外の付帯費用は相談事項となります、宿泊されるホテルのクラスや付き添いサービスの程度により増減します。
また、現地入りしてから何日後に手術が受けられるか予算立てする上でとても重要となります。
経験者の話し
順調に手術を済まされた人、予期せぬトラブルで大変な苦労を味わった人など、実際の体験を聞かれるとたいへん参考になると思います。
渡航移植を検討されている方には、申し出により過去移植手術を受けたことのある患者さまをご紹介させて頂きますので、直接電話お掛けになり現地の様子を聞くことができます。私どもとは違った視点から渡航移植の話が聞けるので、大変参考になるそうです。
※患者さまへの問い合わせにつきましては、ご本人の了承を得た方のみ開示させて頂いております。
資金計画について
待機中の治療(人工透析含む)や投薬など個別に費用請求される場合と入国から帰国までの総費用を取決めする場合があります。患者側からすると渡航の予算立てをする関係上、事前に総費用が確定した方がより安心です。私どもでは病院との事前交渉により追加費用が生じない総費用の約束を交わしています。これについては患者様との無用なトラブルを未然に防ぐ目的でもあります。
※透析費用はアジア地域で約1万円・欧米は約5万円程度です。
移植目的の場合は海外で支払った医療費は保険の適用(還付請求不可)は受けることができません。 |