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医療関係者の現地視察 2013年08月26日

私どもNPO法人では日本の現職の医師3名を含む5名の医療関係者をお招きし、中国の医療機関(3施設)を視察しました。(8月14~17日)。
この国際医学交流では、海外渡航移植は患者を送り出す医療機関、引き受け医療機関、帰国後の医療機関、この3施設の協力の下に進めることが重要であることを互いに確認することができました。

また、日本側からは最先端の移植術の説明がなされ、現地医療機関からは肺移植など高度医療に関しての学術交流の要望も出されました。同行した教授からは「倫理問題」に付いて中国側の意見聴衆も行われました。

その他、訪問先の医療機関では6000症例を超える再生医療(幹細胞移植)も行われており日本の医療関係者はその実績に大きな関心を寄せました。幹細胞の分化・培養により機能が改善すれば臓器移植をせずに治療ができる日が来るかも知れません。
現時点では肝機能の改善や神経再生に顕著な治療成績が確認されていますが、腎機能の再生や筋萎縮性側索硬化症(ALS)に付いては、一時的な改善効果があるものの有効な治療手段の域には達していないとの説明が研究チームよりございました。

尚、訪問された医療機関には私どもがご案内した5名(肝臓3名・腎臓2名)の患者さんも滞在しており、お見舞いを兼ねてレシピエントやその家族から海外移植に関するヒアリングを行いました。
日本国内では移植機会に恵まれない患者側の苦悩や渡航の決断に至った胸の内など聞くことにより日本の医療関係者にも理解を深めて戴ける良い機会となりました。

あとがき
渡航移植ついては公開されている情報が少なく日本の医療関係者はその実態を知る機会はさほど多くはございません。一方、受け入れ先である海外の医療機関も日本の国内事情や医療レベルに付いては情報を持ち合わせていません。
私どもは今後も積極的に国内外の医師の交流を深めることが大切であると考えています。



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