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移植の適応検査について 2013年02月25日

臓器移植を希望される方は事前に適応検査を受ける必要があります。適応検査とは移植治療が適切であるか否か裁定するための検査です。
近年、リスクの高い患者を敬遠する傾向があり腎移植で30%前後、肝移植で40%以上の方が適応検査で不適格となっています。折角、海外まで行き目的が達せられない場合、費用や時間が無駄になるばかりではなくご本人の精神的ダメージも小さくありません。

国内で事前検査をする
渡航前に日本国内で適応検査を受けた検査結果を英文または中国文に翻訳し現地の医療機関へ照会する仕組みを新しく始めました。
事前検査をご希望の方は、私どもが指定する医療機関(国内)で検査をして頂くことになります。
• また渡航先の医療機関でも、あらためて精密検査を行います。その時点で不適格となる可能性もございます。

不適格となる主な理由
腎移植の場合
虚血性心疾患が原因の大半を占めます。具体的には心臓冠動脈に狭窄部分を認める心筋細胞の部分壊死などが代表例です。ほとんど場合、自覚症状はありません。
不適格を告げられると患者の方は「日本の病院では何も言われていなかった」と立腹される事もしばしばございます。
そもそも、腎不全の方の多くは程度の差はありますが心電図の波形に異常を示しています。透析を続けるのであれば差して問題にはなりませんが、移植手術となれば話は別です。全身麻酔による心不全や心房細動、術後の心筋梗塞など、あらゆるリスクを考慮しなければなりません。したがって透析病院の通常検査に於いて特段の指摘がなくとも、移植を前提にした精密検査では不適格となってしまうのです。

肝移植の場合
癌の転移または疑いにより不適格となるケースがほとんどです。その他、体力の消耗または心肺機能の低下などです。
数年前なら癌の転移が明確に認められない限り移植手術を受けられましたが、近年、病歴・病状等から転移が予見される場合や、良性・悪性の判定が不明瞭な場合も不適格とされています。ドナーの減少によりレシピエントの選択が厳格に判断される傾向にあることや、外国人に対する移植手術が以前にも増して慎重になっているためです。

事前検査に付いては以下の「移植治療の流れ」をご覧下さい。


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