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渡航移植の憂慮 2012年03月29日

海外での移植手術の中でも特に中国での移植を希望されている方は、その中国の社会や文化背景などから本当に中国で移植手術を受けることができるのかという不安をお持ちになられている方が多いように見受けられます。また、過去に中国で駐在経験したり中国貿易等で中国文化に精通した方ほどこの傾向が強いようです。
中国では、一度取決めした契約や約束が意図も簡単に翻されたりサンプルと実際に届いた商品の品質がまったく違っていたりする事は日常茶飯事に起きます。私自身も、この二十数年中国との貿易や取引を重ね、現地法人を山東省青島市と上海市松江区に設立し工場経営もして経験を積んできました。中国人に限った事ではありませんが、一度だけの取引であるのなら最大限の利益を追求するのが相手方です。ビジネス的側面から考えると移植治療とはまさに一度の賭けになり患者側の方がどうしても弱い立場になりがちです。
物品であれば「もう二度と買わない」で済まされますが、移植手術はそうはいきません。患者側にすれば一生に一度の治療です。何としても失敗は許されないのです。私どもはそのような患者様の立場と中国事情を十分に理解しております。そして一生に一度の大事な移植治療を成功させるため、中国での長年のビジネス経験も生かしながら現地の医療機関と交渉して参りました。
私どもでは複数の患者様からの相談を受けて中国国内の医療機関とも継続的、かつ安定した関係を築くように日々努力しています。患者様にとっては一度限りの事ですが、私どもと医療機関とは永続的関係にありますのでその点はご安心いただけると思います。手術の条件や医療費に付いても十分協議し移植治療の希望者を継続的にご案内できる関係を構築しております。
また、移植治療は手術をしたらそれで終わりではありません。むしろ帰国された後の継続治療が大事です。移植医療を通して患者様との間にできた縁が途切れることなく、いつまでも大切にしたいと考えています。まずは海外の移植医療についての情報を知ることから始めてください。そこにはいくつもの選択の道があります。きっと明るい未来が開けると思います。



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