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案ずるより産むが易し 2018年11月11日

今回待機中の患者さん、石田良子様(仮名)65歳女性 AB型 腎不全
病歴:急性腎炎・突発性難聴・脳幹出血・腎孟炎・腎硬化症・肺腺癌  透析歴:11ヶ月
ご家族が反対するなか、何とか説得することができ渡航が実現する。
昨年より、一日置きに血液透析を行う不便な生活を強いられ、旅行にも行けずこのまま自分の人生が終わってしまうのかと思うと、満足に眠れない日々をおくってきたそうです。
国内生体移植を第一に検討したそうですが、諸事情で叶わず、ならば海外での道はないのかと、ネット検索したところ、弊団体の存在を知ったとのことでした。
渡航の際は、不安と期待で複雑な表情を隠せない様子でした。
渡航して直ぐに、透析の合間を縫うように適応検査と担当医の問診等々を行いましたが、この間も終始硬い表情で、大変不安がっておりました。
手術当日の午前中、肺腺癌後の状況を確認するため、PETCT検査を優先的に行っていただき、その結果を待ちました。突然その日の午後に手術を行うと連絡が入り、最初は不安な表情をみせておりましたが、21時45分手術室へ入る時には既に覚悟を決めていたようでした。無事腎臓移植手術が終わり、翌日一般病室へ移ることができました。
一番辛いICUから解放され、ストレッチャーで病室へ移って来られた時は、手術成功の知らせを聞いていたこともあり、表情も明るくホッとした様子でした。と同時に私もホッとすることができました。
隣部屋のソファーで待機していると、暫くしてベッドルームから我々の女性スタッフとの会話による笑い声が聞こえてきました。
私もベッドルームに移動し、文字通り「案ずるより産むが易し」だったでしょ?と声をかけたところ、「ホントそうねぇ、長い間苦しんできて損しちゃったわよ」と、明るい表情で答えてくださいました。私が帰国する13日時点の尿酸・尿素は基準値内、クレアチニン値のみ、ややオーバーしている程度で、回復の速さにビックリでした。
この調子でいくと帰国も早まることと思います。
患者さんの容態によって回復のスピードは異なりますが、移植手術後の回復力には毎回驚かされております。

2018年11月11日 難病患者支援の会 高野




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