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自身の体の状態を知る重要性について 2018年06月07日

自身の体の状態を知っておくことが重要だということは、病気を患っている患者様だけでなく万人に言えることであるといえます。当たり前の事であると感じる方もいらっしゃるかと思いますが、実際は中々できていない場合が多かったりします。私自身、この仕事に携わる前は自分の体には無頓着で、年に一回受ける健康診断の数値に関してもなんら気にしておりませんでした。過去、尿酸値の高さを指摘されましたが、再検査する程ではないと全く気になどしておりませんでした。
しかし、この活動に携わりたくさんの患者様と接することで、自分の体を健康な状態に保つことが人生において一番重要なことであるということに気づかされました。もちろん生活をしてゆく為に、労働を頑張ることは大変重要なことではありますが、最優先すべきはやはり自身の体です。何故なら身体状況が健全でないと、自身の持つパフォーマンスを最大限発揮できず精神的にいらいらしたり、仕事や家庭環境にも必ず悪影響が出てきます。また自己の治療に充てる時間も必要になり、病気の深刻度によっては自分の自由な時間が減るばかりか、身近な人の時間を奪うことにもなりかねません。あらゆる面で不利な状況に陥る可能性が高くなります。皆様に何をお伝えしたいかといいますと、病気を未然に防ごうとする努力をすべきであるということに尽きます。
その為に必要なことは以下3点に集約されると思います。

1.自身の体の状態をしっかりと知っておくこと
2.相談ができる主治医を持つこと(かかりつけ医をもつ)
3.病気を未然に防ぐ努力をすること

上記については、まず定期健診・人間ドックにて検査を受けることから始まります。ほとんどの会社勤めの方は定期的に実施されていると思いますが、その先が重要で診断結果について、良好であればよいのですが悪い部分があれば、どこが良くないのか、なぜ悪くなったのか、どうすれば改善できるのかということを徹底的に調べ理解した上で3.に繋げる事です。その為には2.が必要不可欠になります。大多数の方は、医者にかかるときは、ほとんど病気になってからだと思いますが、未然に病気を防ごうという意思があるのであれば、積極的に医師に相談すべきです。ただ時間は貴重な資源ですので、仕事や家庭が忙しかったりして、なかなか自分の健康状態にまで時間をかけたくないという方は多くいらっしゃるかと思います。しかし上記で述べた通り、人生において最重要すべきは健康を保つという意識であれば、自分の将来の為、貴重な資源(時間)をかけてでも早めに投資をすべきであると考えます。自身の健康が損なわれるということは、生活の質も低下し大変な損失に繋がる可能性があります(生命・時間・お金)。
また、すでに病気をお持ちの方にもこの考え方は当てはまります。目指すべきは、本来持っている疾患に起因する二次的な合併症を防ぎつつ治療してゆくことになるとは思いますが、病気についてより深く知りたいという方はセカンドオピニオンを活用したりすることも良いと考えます。
高血糖・高血圧、腎症へと発展し透析生活とNPOに相談に来られる患者様の中でも「まさか自分がこんなに制限のある生活を強いられるとは思わなかった」「もっと自己管理・節制をしていれば…」という声も良く聞きます。
我々NPOは海外渡航支援の活動を10年以上続けていますが、どんなに大きく活動をしたとしても日本国における臓器不足を救える存在には成りえません。
まず一番大事なことは、病気にならないことです。
一部を除き、自己管理の徹底で多くの病気は防げる(対策できる)ものだと思います。自分の身体は自分で管理するしかありません。健康と仕事の両立は大変ではありますが、面倒だと思わず一歩踏み出し、健康に気を遣う=必要経費であると割り切れれば、その後の人生における生活の質も安定するのではないでしょうか。

難病患者支援の会 菊池充





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