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無事帰国 2016年12月01日

10月に渡航された患者様が無事日本に帰国し、日本の病院も11月中旬に退院されました。
移植後の容態はとても良く患者様ご自身も安堵の表情を浮かべておられました。

臓器移植全てに該当することではありますが、術後退院してからの自己管理が非常に重要になってきます。臓器移植後の患者様は一生免疫抑制剤を服用しなければなりません。
その為、病原菌に対する抵抗力が常人に比べ低くなり、ウィルスに感染しやすい状態になります。移植後は外出時にはマスクを着用し、うがい手洗いを徹底するなどして感染症から身を守る努力が必要になってきます。

移植された患者様の中には、体の免疫力が低下したことにより、サイトメガロウィルス(CMV)感染症にかかり、とても苦労をされた方が多くいらっしゃいます。
臓器移植をされた患者様の中でも重度の感染症や日常生活での不摂生・免疫抑制剤を頻繁に飲み忘れる等の要因で移植した臓器が不能になってしまったとの報告が稀にあります。

ちょっとした風邪かなと思っていても放っておくと危険なウィルスに感染している可能性もあります。術後しばらくはご自身で判断せずにすぐに病院へ行くことが肝心であると言えます。移植後は常人と変わらぬ生活が可能になりますが、実際には気を付けなければならないようなことは多くあります。

折角移植した臓器が再びダメになってしまうことは、非常に残念なことです。
昔に比べ、近年では腎臓の場合、移植後十年は生着すると言われていますが、患者様ご自身がしっかりと意識・勉強し、健康的な生活をおくることで、生着率はさらに向上するのではないでしょうか。

難病患者支援の会 菊池充



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