大きな地図で見る
近況報告 2016年03月22日

先日、滞在ホテル付近のとある観光地へ患者様と息抜きを兼ね訪れました。

当日の現地はあいにくの曇り空で、肌寒い気温ではございましたが、街中では行き交う人々の活気にあふれ、患者様も良い気分転換になったと笑みを浮かべておられました。   

手術がうまくいくようにと、露店で木彫りの竜のお守りをご購入されている姿が今でも印象に残っております。

そんな患者様もつい先日無事腎臓移植手術を済まされ、ICUから一般病棟へ移られました。術後直後のICUにて無事成功の旨を伝えると、掠れた声で、「うまくいってよかった」との一言がとても 感慨深かったです。

一般病棟では、体を動かすリハビリ、感染症・腎臓へのダメージコントロールが主となり、水分摂取とある程度の食事などは問題ありませんが、免疫抑制剤を投与されておりますので、特に感染症による高熱などには注意が必要です。

また、免疫抑制剤と睡眠薬との兼ね合いだと思われますが、夢遊病の様な症状や幻覚を見る患者様も稀におられますので、術後のケアが非常に重要になります。                                        
                                        
免疫抑制剤の副作用発生!                                                                    
術後に必ず服用しなければならないのが「免疫抑制剤」です。新たに移植された臓器を拒絶しないよう抑える為ですが、副作用が伴うことがあります。患者様によっては「幻覚症状」として現れ、場合によっては大事に至る場合があります。

その「幻覚症状」が今回起きてしまいました。
深夜に夢遊病の症状が発生した際、ドレーン管及び尿管を外してしまい、腹部に水分が溜まってしまったのです。幸い大事には至りませんでしたが、その影響により退院が少し遅れてしまうという事象がありました。今回はたまたま大事に至らなかっただけで、二度とこのようなことが起こらないよう対策・改善をしてゆくことが今後の課題だと今回の件を通じて痛烈に感じました。

「元気な姿で帰国するぞ」と傷口の痛みを我慢しながら歩行などのリハビリに努めるその姿を目の前に見るととても 胸を揺さぶられます。私自身、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあります。そんなときに頑張っている患者様の姿をみるともっと努力しなければと心底感じました。  

難病患者支援の会 菊池充                                    



copyright(c)the association for patients of intractable diseases all right reserved.
住所:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜901a